保育園から幼稚園に転園して1年が経ちました。
もし1年前に戻れるなら、幼稚園へは転園は諦めると思います。
一番の理由は、共働きには向かない点が多すぎるからです。
また、筆者は転園前、「繊細な我が子は保育園より幼稚園の方が合うのでは?」と考えていましたが、
今では必ずしもそうではないとも思っています。
本記事では、幼稚園へ転園した経験談をご紹介します。
「幼稚園」が共働き家庭に向かない理由
お弁当の持参
園にもよりますが、保育園に比べて一般的にお弁当を持参する日が多くなります。
筆者の利用している園の場合、
普段は週1日お弁当持参で、長期休みは毎日お弁当でした。
特に長期休みは暑さによる衛生面も気になり、時間的にも精神的にも負担になります。
夏休みや春休みが長い
長期休み中には「預かり保育」がある園が一般的です。
しかし、お盆や3月下旬など、完全に園が閉まる期間があることに注意が必要です。
筆者が利用している園の場合、
お盆前後の2週間は預かり保育がありませんでした。
閉園中は夫と交代で休みを取ったり、シッターを雇ったりしました。
土日以外で、夏休みに家族全員の休みが揃う日はほぼありません。
延長保育はあるが、利用者は少ない
ほとんどの幼稚園には「延長保育」があります。
しかし、当たり前ですが専業主婦やパートのママもいるので、全員が利用する訳ではありません。
「利用者が少ない」という事実が意外と子供の負担になります。
筆者の利用している幼稚園では、1クラスのうち1~3名が延長保育を利用しています。
帰りの会が終わったら、延長保育を利用する子が1つのクラスに集合する、という形です。
今では楽しそうに延長保育に通っていますが、入園から半年程はよく泣いていました。
お兄さんお姉さんは仲間に入れてくれないし、自由遊びの時間ばっかりで辛い。
幼稚園でも、延長保育が嫌すぎて帰りの会などで泣いしまう日もあったようで、
親としても心が痛みました。
近年は認定こども園や、幼稚園の隣に系列の保育園が併設されているタイプの園も増えています。
そういったタイプの園では、働いているお母さんの割合も多く、預かり保育の利用者が多いかもしれません。
午前保育、閉園日が多い
これは園により大きく異なると思います。入園前に確認が必要です。
筆者の利用している園の場合、
・イベントの前日は午前保育
・園庭開放日は午前保育
・運動会などの週末イベントの翌月曜日は代休
など、さまざまな特例スケジュールがあります。
月に4~5日は上記のような罠があり、スケジュール調整が大変です。
指導面が厳しく、繊細な子には向いていない
共働き云々は関係ありませんが、意外な盲点だったので共有させてください。
我が家が幼稚園への転園を決めた理由の一つに、「子供の繊細さ」があります。
保育園=自由・わんぱく、幼稚園=集団行動・大人しい、というイメージがありました。
繊細で慎重な性格な我が子は、幼稚園の方が合うのではないか?と考えたのです。
しかし転園して、繊細だからといって保育園より幼稚園が合うとは限らない、と強く思いました。
元気いっぱいな子や集団行動が苦手な子はどの園にもいます。
そんな中で集団行動ができているということは、良くも悪くも先生の指導力が高いということになります。
幼稚園の先生方はやる気も愛情もたっぷりの素晴らしい方たちばかりですが、やはり厳しい。
自分が叱られることはもちろん、友達が叱られているところを見るだけでもストレスを感じるような
繊細な子の場合、幼稚園での生活が負担となることもあるなと思っています。
幼稚園に転園して良かった点もある
我が家は、夫の転勤と子供の幼稚園入園のタイミングあったため、転園を決めました。
転居先の土地勘もなく、ママ友もいない中で手探りの転園となりましたが、
以下のようなメリットもありました。
・周りの子も4月から入園のため、いわゆる転入生として特別扱いされない。
・保活をしなくていい。
・学習面・集団行動に力を入れている。
・広い園庭がある。(その分お散歩は無いですが)
・放課後の習い事などが充実している。
・保育園とは違い、朝の検温や連絡帳への記載は任意。
・送迎バスがある。
何より、我が子が楽しそうに幼稚園の話をしている子供を見ると、これはこれで良かったのかなぁと思っています。
まとめ
以上、共働きで幼稚園に転園した我が家の経験談でした。
幼稚園により異なる部分もたくさんあるとは思いますが、
少しでも、転園を考えている方の参考になれば幸いです。